セミナー名 |
平成30年改正不正競争防止法と、データ関連契約の契約条項の解説 |
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概要 |
本講演は、データ関連契約について、実際にこれらの契約の作成に豊富な経験を有する講師が、重要な概念を整理し、契約条項を解説することにより、受講者がデータ関連契約について戦略的に検討し、交渉できるようになることを目指すものです。
データについては、AI等の情報関連技術の進展等によるデータの価値の高まりを受けて、データの利活用を促進することを目的として平成30年改正不正競争防止法により「限定提供データ」の概念が創設されました。本講演では、この限定提供データの内容・実務対応を中心とした解説を行うとともに、データ関連契約を検討する上での基礎となるデータ等の法的概念について整理し、解説を行います。解説は、本年1月23日に経済産業省が公表した「限定提供データに関する指針」の内容を踏まえて行います。
その上で、AI・データの利活用に関する契約ガイドラインで触れられている重要な検討項目・契約条項について、①何も契約で定めなかった場合のデフォルトルールは何か、②契約で定めることにより何が獲得できるのか、③相手方との契約交渉に際してどこまでであれば譲歩が可能かといった観点から解説を行います。
<プログラム>
1. 平成30年改正不正競争防止法
・限定提供データの創設 ・技術的制限手段の保護強化等
2. データの法的性質
・データに発生し得る権利(営業秘密、限定提供データ、著作権等) ・データの利用により発生した派生物・成果物の帰属
3. データ利用契約の契約条項
・AI・データ利活用に関する契約ガイドライン(データ編)の重要な検討項目・契約条項に沿った交渉ポイントの解説
4. AI関連ソフトウェア開発契約・利用契約の契約条項
・AI関連ソフトウェア開発契約・利用契約の現状 ・AI・データ利活用に関する契約ガイドライン(AI編)の重要な検討項目・契約条項に沿った交渉ポイントの解説
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開催日 |
2019年02月14日(木)
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開催時間 |
13:30~16:30 (受付開始 13:15~) |
会場名 |
トスラブ山王健保会館 (2階会議室) |
会場所在地 |
〒 107-0052
【アクセス】
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講師名 |
■ 石川 智也氏(西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
西村あさひ法律事務所パートナー。2005年東京大学法学部第一類卒業、2006年弁護士登録(第一東京弁護士会)、2015年バージニア大学ロースクール卒業(LL.M.)、2016年Max Planck Institute for Innovation and Competitionにあるミュンヘン知的財産法センター修了(LL.M.)、同年Noerr法律事務所ミュンヘンオフィス勤務。2017年米国ニューヨーク州弁護士登録。日本における知的財産法、営業秘密保護、個人情報保護法のほか、EUにおける知的財産制度・競争法、EUデータ保護規則をはじめとするグローバルベースでのデータ規制について詳しい。
■ 濱野 敏彦氏(西村あさひ法律事務所 弁護士)
西村あさひ法律事務所アソシエイト。2002年東京大学工学部卒業。同年弁理士試験合格。2004年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。2007年早稲田大学法科大学院法務研究科修了。2008年弁護士登録(第二東京弁護士会)。2009年弁理士登録。2011-2013年新日鐵住金株式会社知的財産部知的財産法務室出向。知的財産法、営業秘密保護、ITのほか、大学・大学院の3年間、AIの基礎技術であるニューラルネットワークの研究室に所属していたため、AIについても詳しい。
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受講料 |
18,000円(税別) 参加費は事前に銀行振込にてお支払ください。 お振込み先情報は受講票メールにてお知らせいたします。 参加費の振込み手数料はお客様のご負担にてお願いします。 |
定員(名) |
30 |
主催・協力 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 / ビジネスロー・ジャーナル |
問い合わせ先 |
レクシスネクシス・ジャパン株式会社 |